バークレー日記4「バークレーでバークレーに行くぞ!」

1、突然の長旅計画! (1998年4月29日)

ゴールデンウイークにボーっとしているのはもったいない!以前から漫画家の田中むねよしさんの書く漫画が大好きで読んて「ボルト&ナット」の中にバークレーという喫茶店が出てくるので同じ名前であるバークレーで行ってみようと突然思いっ立った。

しかし九州の佐賀県まで如何して行こうかな?走っていったら700kmほどあるし、そうだ!フェリーだ!っということで大阪南港から新門司のフェリーを予約、福岡県の甘木市にいる友人N氏に連絡すると実家のほうに泊めてくれるというのでずうずうしくもその言葉に甘えた。ついでにスバル360に乗ってるI氏にも合ってこよう!

ゴールデンウイークの高速は大渋滞、でも私は下道をのんびり走る。大阪市内はがらがら、でも結局、京都から3時間くらいかかって南港へ到着した。バークレー初のフェリーなので車高が低く、ホイルベースが長いため、無事船に乗り込めるかちょっと不安だった。
乗船係のヘルメットをかぶったおっちゃんたちが地面に這いつくばって確認してくれる。「昔、メッサーシュミットっちゅうてバイクと車の合いの子みたいなのがあったけどその親戚やなー」結構、年くったおっちゃんがそう言って笑ってた。そのとうりです!

中途半端にゴールデンウイークの真中なのでフェリーもがらーっとしている。見知らぬバイク乗りのおにいちゃんが、声をかけて来てくれてフェリーの中でも退屈しないですんだ。


2、とうとう九州上陸(4月30日、5月1日)

やたらいい天気の中、門司港に到着。まずは、スバル360に乗っている友人のI氏宅に向かった。途中で休憩しまくって午前11時に到着した。このスバルは、数年前にI氏といっしょに探したもので昭和38年製でフロントが後期型、リヤは出目金と同じ前期型、またエンジンは、前のオーナーが載せ換えた複変速機付きの3速という変り者。ガソリンゲージすらないところが私のバークレーと同じだが、私のは、ちゃんとワイパー2つ付いてまーす!

I氏を乗っけて今回の目的である佐賀県のバークレーなる喫茶店へ向かう。そしてバークレーへ到着しました。けど、シャッター降りてるやん!残念ながらAセットは、食べれられませんでした。やむおえず、記念写真を友人に撮ってもらった。

ここまできたら池田屋のちゃんぽんを食べに行こうということで行ってみた。(ここも「ボルト&ナット」にでてくるお店。)
ちゃんぽんにするか、カレーに散々迷ったのち二人ともおなかが空いていたので両方頼みました。これがうまい!ちゃんぽんも、カレーも両方とも頼んでよかった。特に私はカレーがなんとなく和風ぽっくでおいしかった。I氏はちゃんぽんがとっても気に入ったようでした。二人ともおなかいっぱい!大満足でした。

夜は、福岡県の甘木にいる友人N氏の実家に泊めてもらって積もる話に花を咲かせて就寝。

次の朝は、会社に行くN氏を見送って朝倉の3連水車を見に行った。この水車、川より高い田んぼに水力により水をくみ上げる超エコロジーのたま物なんだけど、残念ながらまだ田んぼの苗植えにはちょっと早く、まだ稼動していなかった。
でも昔の人はいろんなエネルギーを大切に使っていたんだなー!改めて脱帽!(今なら電気のポンプでくみ上げるもんね!)

昼は私のだーい好きな柳川のうなぎのセイロ蒸しを食べた。これまた絶品なり!要するにうな重なんだけどたれ焼きにしたうなぎを米の上にのせて(ごはんのあいだにも入っている!)セイロで蒸し上げて物、うなぎの脂とたれがごはんに染みこん上、うなぎも蒸されてとろけるようにおいしーい。食べてない人、だまされたと思っていっぺん食べて見てください。後悔はさせません!

その日もN氏の実家にお世話になり、かわたけという川に生える珍味をごちそうになった。九州の食べもんは、みーんなうまいぞ!


3、九州最後の日(5月2日)

次の日は、九州出発の日。「お世話になりました。」っとN氏のご両親に挨拶して、さっ出発!あれーセルが!!昨日まであんなに元気だったバークレーのセルモーターがぜんぜん元気ない。
とりあえずバッテリーをつないでもらって出発したもののこれじゃまともに帰れない!とにかくガソリン屋さんでバッテリーをフル充電してもらいました。まっ、これで家まで帰ってからゆっくり点検だ!と、油断していたら雨がポツリポツリ!あーあっ、大雨になってしまった。

雨の中のバークレーは最低!幌はあっても、サイドカーテンがないのです。対向車から容赦なしの水しぶきでびしょびしょになってしまった。ガソリン屋で雨宿りをさせてもらって一休み!
(バックは、関門橋)

ようやく小降りになってきたのでレトロな門司駅周辺を散策、新門司駅で有名なカンパンを買いました。(とても硬い、けど美味しい!)
その後、フェリーに乗って帰途につきました。

さっ、帰ったら発電機の確認や!